2012年4月3日火曜日

いきなりの突風

昨夜からものすごい風雨。雨は朝になってあがったが風は勢いを止めない。富山県では80代の男性が倒れた納屋の下敷きになり、石川県では同じく80代女性が道路で転倒して亡くなった。新幹線や飛行機など交通機関にも影響が出ているようだ。まるで台風。
 佐賀県庁前の桜は吹雪みたいに花びらを散らし、中には早くも葉桜に変わりつつある木もある。なんだか春がいくスピードが速い。例年だとゴールデンウイーク頃までいる、西堀のヒドリガモも4月を待たずに飛び去った。
 こちらが定年になってのんびり暮らしになったせいか、周囲の動きがやたら早く感じられる。

 堀のカモがヒドリガモに変わったのは15~20年前。それまではマガモがガーガーとにぎやかに暮らしていた。ヒドリガモが堀に飛来するようになったら、南側の堀にねぐらを移してエリアを分けていた。そのうちマガモの群れは姿を消し、一部のペアが市内の川で留鳥として過ごすようになった。5月になると卵から孵化した雛たちが市内各地で愛らしい姿を見せる。佐賀新聞でも紹介したことがあった。

 庭や公園で野鳥もようやく姿を見せるようになった。ネット上の図鑑で調べ、少し詳しくなった。
「鳥の名前を調べるための検索表」というとっても分かりやすいタイトルのサイトが、その中身もすごく調べやすい。
 愛媛県の泉原猛さんのブログだ。元NTTマンで、日本野鳥の会入会は45年前というベテラン。サイトには泉原さんの手による楽しいバードウォッチングのページがあり、眺めていると興味が広がり、あきない。ネットの世界はこうした素晴らしい情報を精力的に提供してくれる人たちがあふれ有り難い。

 突然の交通機関の麻痺には、モバイル情報が便利。鳥や花の名前を調べるなど情報を能動的に取りにいくにはもってこい。すばらしいメディアだ。テレビや新聞、特に後者は問題意識を育てるのに欠かせない。これら期間メディアと併用することで、自らの考えとして問題を整理できるようになる。こと情報に関する限りは、本当に快適な世の中になったものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿